平成17年秋に町長選出馬を決意するにあたって、マニフェスト(4年間の契約書)を皆さんに配布しました。18年2月から立山町長として4年間、このマニフェスト達成のために努力してきたつもりです。
しかし、国の重点施策の変更(例えば、学校の耐震化など)や未曽有の経済危機など、これを書き記した当時では想定していなかった情勢の変化もあり、残念ながら未達成のものも多くあります。
そこで、現段階でどれだけ達成できたのか、自己評価してみました。もちろん、審判者は有権者である町民の皆様です。ご批判は真摯に受け止めたいと存じます。
達成のための約束1 情報の共有を
- 行政について説明する責任を果たします。(特に財政面)
具体策など→主な質疑と回答は町ホームページで公表します。-
評価理由
- 町政懇談会を開催。 ただし、21年度は全地区では実施できませんでした。
- 町公式HP(ホームページ)での掲載を実行しました。
- 「予算のしくみガイドブック(立山の力こぶ)」を、まず19年度に町政懇談会参加者に対して配付(県内初)し、20年度には全戸に配布しました。
-
- 平成16年行政診断書を公表します。
-
評価理由
- 庁内LANを通じて全職員が閲覧できます。
- 町公式HPで財政状況・行革の取り組み状況を公表しました。
-
- 町長日程と交際費を正確に公開します。
-
評価理由
- 町政懇談会を開催。 ただし、21年度は全地区では実施できませんでした。
- 町公式HP(ホームページ)での掲載を実行しました。
- 「予算のしくみガイドブック(立山の力こぶ)」を、まず19年度に町政懇談会参加者に対して配付(県内初)し、20年度には全戸に配布しました。
-
達成のための約束2 誰もが安心して暮らせるまちに
- 歩いて暮らせる「コンパクトな街づくり」を進めます。
具体策など→「駅と一体化した保健福祉総合センター」の建設-
評価理由
- 21年9月現在、基本構想は策定できていますが、着工には至っていません。
- 「休んでかれや」を改修しました。
→(財)地域活性化センターの補助金を活用したので、町負担を少なくできました。
-
- 公共交通機関「バックアップ・プロジェクト」
具体策など→通学定期券、高齢者定期券を発行。町営バスの乗合タクシー化など利便性を拡げます。-
評価理由
- 地鉄立山線の活性化に向けた地域活動等の連携推進検討会を設置し、事業者・行政・地域で、できることから事業を進めてきました。
- 電車・バスで63歳以上の定期券『お気軽パス』を発行。乗合ワゴンの運行開始。
-
- 子育て世代を支援します。
具体策など→現在の図書館を児童センターに。拠点学童保育の実施。-
評価理由
- 旧大日町保育所を西部児童館として開館、夏休み学童保育を拡大しました。
→近い将来、役場南側にある前沢中央公園を活かせる場所に児童センターをと考えています。 - 乳幼児医療費委任払い制度を富山市に拡大できせんでした。
→マニフェストで前提条件としていた富山市などの了解が得られていません。
- 旧大日町保育所を西部児童館として開館、夏休み学童保育を拡大しました。
-
- 雨水排水対策を強力に進めます。
具体策など→河川対策係を設置します。-
評価理由
- 係を設置しました。
- 国の20・21年度補正予算などを活用して改修事業を実施。
→道路特定財源の一般財源化によって、河川改修費に目処が立ちました。9月議会に測量費を計上しました。
-
達成のための約束3 教育力の回復を(未来への責任)
- 教育力アップに努めます。
具体策など→互見授業を提案。学校司書の配置を進めます。-
評価理由
- 互見授業は教育委員会の判断により、実践しませんでした。
- 学校司書を4名配置しました。
-
- 『学校施設メンテナンスプラン』を策定・公表し、修繕を着実に進めます。
具体策など→パソコンを新しいものに更新。立山中央小学校の体育館を改築。-
評価理由
- メンテナンスプランを議会やマスコミにも公表しました。
- 釜ヶ渕・日中上野小のグラウンド改修など、予定以上の整備ができました。
- 学校耐震化が喫緊の課題となり、当初、想定していなかった、立山北部小体育館と立山小体育館の建設に着手しました。
- 教育施設等整備計画を策定し、着実に事業を進めています。
→しかし、固定資産税率の引き上げにより、町民に負担を強いたので、△20点。
22年度中には新学校給食共同調理場も完成します。
22年3月までの完成を目指して、建設が進む立山北部小体育館
-
達成のための約束4 生活快適満足度のアップを
- 町財政状況を明らかに。
具体策など→行政サービスの比較。住民アンケートを実施。-
評価理由
- 行政サービスや住民負担を他の市町村と比較してみました。
→予算のしくみガイドブックや町政懇談会を通じて、説明するよう努めました。 - 合併に関する住民アンケートを実施しました。
→20年度に15年度実施とほぼ同様な形式で実施しました。
- 行政サービスや住民負担を他の市町村と比較してみました。
-
- 質の高い行政を進めます。
-
評価理由
- 行政評価システムの導入。
→21年度は事務事業評価に着手しました。
- 行政評価システムの導入。
-
達成のための約束5 農山村の活性化
- 中山間地の耕作放棄田(遊休農地)対策を進めます。
具体策など→農作業受託組織の整備、遊休農地の貸出。-
評価理由
- 国の米政策改革により、生産組織の法人化を進めました。
- 農林課を復活。 農地窓口相談員を配置しました。
-
達成のための約束6 お年寄りに元気を
- 地区公民館を健康づくりの拠点施設としても整備・推進します。
具体策など→保健師による出張講座を実施します。-
評価理由
- 人員不足もあり、全地区完全実施とまでには至っていません。
-
- 在宅介護を支援し、地域密着サービスを進めます。
具体策など→民間による「配食サービス」の仲介を実施します。-
評価理由
- 実施できました。21年度後期からは生活必需品の配達サービス事業を委託しました。
-
達成のための約束7 美しい立山をいつまでも(観光)
- 県や近隣市町村との連携を強化してまいります。
具体策など→立山有料道路料金にハイブリッドバス優遇措置を要望します。-
評価理由
- 3年続けて県・道路公社に立山町として重要要望していますが実現していません。
-
- 新幹線開通を見据えた観光施策を進めます。
具体策など→鉄道利用者の優遇対策を関係機関と連携して進めます。-
評価理由
- 「立山夏山開き」に地鉄電車利用優遇措置を講じました。
- 長野県大町市と連携して、JR東日本に働きかけするなど観光PRや環境保護政策を進めました。
→TKK・関電・大町市との協議により、アルペンルートの玄関口に外来植物種子除去マットが設置されました。
-
達成のための約束8 第8次総合計画の再評価と実行を
- 総合計画の再評価を実施します。
具体策など→事業の選択と集中を進めていきます。-
評価理由
- 21年6月議会にて新学校給食共同調理場建設の予算化ができました。
→保健福祉総合施設は、計画期間内(22年度まで)には完成できません。
- 21年6月議会にて新学校給食共同調理場建設の予算化ができました。
-
達成のための約束9 人材を育成します
- 「トップダウン+ボトムアップ」の体制をつくります。
具体策など→管理職に限らず、多くの職員の意見が聞けるシステムを作ります。-
評価理由
- 20年度に若手選抜による「職員提案に関する提言」をまとめてもらい、課長会議で実行可能としたものから順次実施しました。
-
- 前例踏襲主義を打破します。
具体策など→客観的な人事評価制度や異動希望調査を実施します。-
評価理由
- 異動希望調査は18年度から実施しています。なお、人事評価制度は試行的に実施中です。
-